位置情報共有アプリ「Zenly(ゼンリー)」は、人々に大変便利なツールを提供しています。しかし、このサービスが終了してしまい、多くのユーザーが代替となるアプリを探しています。この記事では、Zenlyの代わりとなる位置情報共有アプリを5つ紹介します。それぞれのアプリの特徴、料金、使い方を詳しく解説します。
Part1. Zenlyとは何か?
Zenly(ゼンリー)は、フレンドリストに追加した友人や家族とリアルタイムで位置情報を共有できるアプリです。2015年にフランスで開発されたこのアプリは、友達や家族とのコミュニケーションを深めるための新たなツールとして、特に10代から20代の若者を中心に利用されてきました。
このアプリを利用すると、友人や家族の現在地を地図上で確認することができます。さらに、チャット機能も備えており、位置情報を共有しながら会話を楽しむことも可能です。
しかし、残念ながら2023年2月3日にこのサービスは終了を迎え、多くのユーザーが代替アプリを探しています。
Part3. Zenlyのサービス終了の理由
Zenlyのサービス終了の決定は、親会社であるSnap社によって行われました。Snap社は2022年に収益成長率が予想よりも低かったため、低成長のシナリオに対応するための再構築と再集中を発表しました。
その結果、Snap社は多くのサービスやプロジェクトを終了することを決定し、その中にはZenlyも含まれていました。Snap社はさらに、従業員の約20%の削減も行う予定です。
Part2. Zenly終了後の代替位置情報共有アプリ5選
以下では、Zenlyの代替となる位置情報共有アプリ5つを紹介します。それぞれのアプリの特徴、料金体系、使い方について詳しく解説します。
3-1. NauNau
NauNauは、Zenlyと同様の機能を持つ位置情報共有アプリです。友達と歩数や位置情報を共有できます。また、GPS位置情報の共有、足跡機能の記録、チャット機能なども備わっています。NauNauは無料で利用できます。
● NauNauの使い方
- 画面の「プロフィール」アイコンをクリックします。
- アイコンをタップすると、「QRコードで追加」「NauNau IDで追加」の2つが表示されます。それぞれ好きな方法を選択しましょう。
- 友だちの追加に成功すると、地図上に相手のGPS位置情報が表示されます。
3-2. Googleマップ
Googleマップは、経路検索などで使い慣れている方が多いアプリです。しかし、このアプリは位置情報を共有する機能も備えています。相手の現在地を示すアイコンがリアルタイムに表示されるため、非常に便利です。Googleマップは無料で利用できます。
● Googleマップの使い方
- Googleマップのメイン画面の右上にある、プロフィール写真またはイニシャルのアイコンをタップし、「現在地の共有」を選択します。
- 位置情報の共有期間を選択した後、赤枠の箇所から位置情報を共有する相手を選択し、「共有」をタップすると位置情報の共有が始まります。
3-3. Life360
Life360は、家族を見守るために開発された位置情報共有アプリです。作成したサークル内のメンバーでGPSの位置情報を共有できます。また、自宅などの任意の場所に家族が到着すると、自動で通知を受け取ることができます。Life360は基本的に無料で利用できますが、一部有料機能もあります。
● Life360の使い方
- Life360のメイン画面左上のメニューボタンから「作成する」を選択し、「サークルを作成」をタップします。
- 位置情報を共有するサークル名を設定し、「保存」をタップします。
- 作成したサークルを選択し、「新しいメンバーを招待する」をタップすると、6桁の招待コードが表示されます。
3-4. iシェアリング
iシェアリングは、位置情報をリアルタイムで共有できるアプリです。共有された相手は地図をストリートビューに切り替えて、周辺の状況などを確認することも可能です。また、子供が登録した場所を出発・到着した際に自動で通知を受け取る機能なども備えています。iシェアリングは基本的に無料で利用できますが、一部有料機能もあります。
● iシェアリングの使い方
- iシェアリングの画面下にある友達リストの「+」をタップし、追加したいユーザーの横の「追加」ボタンをタップします。
- 「友人を追加する」をタップすると、相手の承認後に位置情報を共有できるようになります。
3-5. whoo
whooは、Zenlyの代替として人気の位置情報共有アプリです。友達との位置情報共有が可能で、アプリからチャットで会話することもできます。また、自分の居場所をあえて不正確に表示する「あいまいな位置」や、一定の場所から移動しないように表示する「フリーズした位置」などの機能も搭載しています。whooは無料で利用できます。
● whooの使い方
- 画面の「プロフィール」アイコンをクリックします。
- アイコンをタップすると、「QRコードで追加」「whoo IDで追加」の2つが表示されます。それぞれ好きな方法を選択しましょう。
- 友だちの追加に成功すると、地図上に相手のGPS位置情報が表示されます。
Part4. 5つの位置情報共有アプリを表で比較
以下の表では、Zenlyの代替となる5つの位置情報共有アプリを比較しています。それぞれのアプリの主な機能、料金体系、使いやすさなどを一覧できます。
アプリ名
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主な機能
|
料金体系
|
使いやすさ
|
---|---|---|---|
NauNau
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位置情報共有、歩数共有、チャット
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無料
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Googleマップ
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位置情報共有、経路検索
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無料
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Life360
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位置情報共有、サークル作成
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無料(一部有料)
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iシェアリング
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位置情報共有、ストリートビュー
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無料(一部有料)
|
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whoo
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位置情報共有、チャット
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無料
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Part5. 位置情報を変更したい場合は?
場合によっては、実際の位置情報を共有したくないこともあるでしょう。そのような場合には、「ClevGo」という位置情報変更ツールを利用できます。
ClevGoは、AndroidやiOSの位置情報を偽装することができるツールです。以下に、ClevGoの主な機能と使用方法を説明します。
ClevGoの主な機能
iOS / Androidデバイス位置偽装
- 位置情報の変更:ワンクリックでiPhoneやiPadのGPS情報を変更できます。
- シングルスポット移動:任意の2点間の移動をシミュレートできます。
- マルチスポット移動:複数の移動手段(速度)を組み合わせることが可能です。
- ジョイスティックの移動:好きな方向にドラッグすると、設定した速度でその方向に動き始めます。
ClevGoの使用方法
Step1.ClevGoをダウンロード、インストールします。
Step2.ClevGoを起動し、「スタート」をクリックします。USBケーブルまたは同じWi-FiでiPhoneをパソコンに接続します。
Step3.転送したい住所やGPS座標を検索ボックスに入力して「移動」を押します。
最終に
この記事では、位置情報共有アプリ「Zenly」の代替となるアプリを5つ紹介しました。それぞれのアプリは、Zenlyと同じようにリアルタイムで位置情報を共有できる便利な機能を持っています。Zenlyのサービス終了に伴い、これらのアプリが新たな位置情報共有アプリとして利用されることでしょう。それぞれのアプリの特徴や使い方を理解し、自分のニーズに最適なアプリを見つけてください。
また、実際の位置情報を共有したくない場合には、位置情報変更ツール「ClevGo」を利用できます。これにより、自由に位置情報を偽装し、プライバシーを保護しながら位置情報共有アプリを利用することが可能となります。